2011年6月9日木曜日

費用対効果が合わないコンテンツ連動型広告

コンテンツ連動型広告をやめた理由1位は 「費用対効果が合わない」
http://markezine.jp/article/detail/13824


内容はジェイ・リスティングのプレスリリースを引用しただけなので別にいいのですが、タイトルがいただけません。MarkeZineの編集方針なのかな。

もともとのリリースの総評にはこう書いてあります。全部引用しちゃいますけど、

成長著しいインターネット広告市場において、検索連動型広告と並び、近年利用が拡大しているのがコンテンツ連動型広告である。クリック保証型(CPC)による配信形式のため小額から出稿でき、なおかつ入札価格と掲載順位確保の運用が難しく、限られたユーザーにしか配信できない検索連動型広告と比べて、広範な潜在顧客に対して配信することができる点がその評価の理由である。

今回の調査においては、コンテンツ連動型広告に対する広告主の理解・評価ともに高く、全面的にこれを裏付ける結果となった。

その反面、「サポートの充実度」「費用対効果」に対する評価の声は低く、費用対効果を重視する広告主のニーズには十分に応えきれていないことが伺える。

また、今後のコンテンツ連動型広告の課題としては、「無駄なクリックが多い」「不正クリック」が上位に挙がっており、広告配信事業者においては不正クリック排除も含めた、更なるマッチング精度の向上が求められていることがわかった。

ジェイ・リスティング、「コンテンツ連動型広告に関する意識調査」を実施
http://www.jlisting.jp/information/press_release/2011/20110526

この記述で持っていきたい方向としては、「お客さんはおおむね満足してくれているけど、費用対効果とかサポートはまだまだなので代理店さんには頑張って欲しいし、マッチングの精度や透明性もまだまだ課題だから自分たちも事業者として頑張りますね!」という感じなのかと思いました。少なくとも、MarkeZineのタイトルから感じるトーンとはだいぶ違います。

また、もともとのリリースに、「過去にコンテンツ連動型広告を利用していたが、現在利用していない広告主」の数は公開されていません。

「コンテンツ連動型広告についての満足度についてお教えください」という設問で、「やや不満がある」「不満がある」を足した数は6.9%(←400人の分母で小数点が0.9になるのも?)なので、おそらく公開するにはあまり説得力のない分母なんだろうと思います。実際、「1位:費用対効果が合わない(50%)」 「2位:クリックされても商品・サービスの販売など最終的な目的に到達しない(38.5%)」という数字も、いかにも分母が少なそうな割合だし。

MarkeZineの記事のタイトルで誰が得するのかよく分かりませんが、まずは謹んで、衣袋先生の名言を進呈したいと思います。

データのリリースには目的がある。数字は常に主観的で、罪深く、一人歩きする。数字に客観など無い。幾らでも誘導質問はできることを知っておこう。調査のサンプルサイズ、サンプリング方法、回答者属性、質問文、解答の選択肢の全部を開示していないデータは信用できない
   
   



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