2011年10月19日水曜日

YouTubeプロモート動画広告をはじめる際のキーワードの見つけ方


先月(2011年9月)のeMarketerの記事にもありましたが、オンラインの広告フォーマットの中で、動画の占める割合というのは年々大きくなってきています。

現在、広告主が今日から手軽に始められる動画広告といえば、AdWords のディスプレイネットワーク上でのClick to Play 動画広告か、YouTube の検索結果に動画を表示させるプロモート動画広告だと思いますが、前者のClick to Play 動画広告は普通にコンテンツターゲットやプレースメントターゲットで広告フォーマットに動画を追加するだけなのに比べ、後者のプロモート動画はイマイチなじみがなくてよく分からないという方もいると思います。

はじめ方はAdWords アカウントを持っていれば簡単なのでAdWords のヘルプAdWords のブログをご参照いただくとして、ここでは、プロモート動画をはじめる際に迷いがちなYouTube上でのキーワード選定に使えそうなツールをまとめてみました。AdWords やYouTube を利用している方であれば誰もが見たことがあるツールばかりだと思いますが、4つほど挙げてみます。



1. YouTube キーワードツール (ads.youtube.com/keyword_tool)
YouTube には専用のキーワードツールがあります。使い方はAdWords のキーワードツールとほとんど同じで、言語と国を選択し、キーワード、動画のIDもしくはURL、ユーザー層の3種類からキーワードを抽出することができます。(ユーザー層は正直微妙なので最初はキーワードがいいと思います)

ポイントとしては、なるべく分かりやすい誰もが使いそうな言葉を選ぶことでしょうか。トレーラーのプロモーションをしたい配給会社だったら「映画」とか「Movie」でしょうし、健康食品や痩身器具だったら「ダイエット」とか「痩せる」とかになります。関連ワードはYouTube内での検索クエリをもとにリストされるので、意外とまともなものが出てくると思います。軸になるキーワードが幾つか見つかったら、AdWords のキーワードツールも併用して拡げてみるのもいいかもしれません。




2. YouTube サジェスト
これは正確にはツールではなく機能というかフィーチャーですが、意外と重宝します。先ほどのキーワードツールで見つけたキーワードのうち、軸になる大事なキーワード(「映画」とか「ダイエット」とか)を手元に控えておいて、YouTube のトップページの上部にある検索ボックスに入れて、スペースを押してみると、入力したキーワードに関連するクエリがたくさんサジェストされます。

映画であればタイトルや主題歌ですし、ダイエットであれば、エクササイズやダンスなど、具体的に動画と結びつきそうな関連ワードが出てきます。これはYouTube内での検索数が多いものなので、Googleのサジェストよりニーズが絞られている分、使い勝手がいいです。よいものがあれば採用しましょう。




3. YouTube コメントの検索 (www.youtube.com/comment_search)
YouTubeは動画に付いているコメントに絞って検索ができます。YouTube のクエリには「◯◯~な」という形容詞的表現が多く含まれるので、よりターゲティングを精緻にしたい場合は、このコメント検索をザッと眺めるだけでも多くのヒントが得られます。例えば映画だったら「泣ける」「感激」「主人公」「予告」などです。サジェストでヒントが足りないなーと思ったら一度使ってみるといいと思います。




4. YouTube Insight for Audience (www.google.com/videotargeting/ifa/buildQuery)
メディアプランニングで使いそうなツールがYouTube にもあります。いわゆるオーディエンスセグメントという感じで、年齢や性別のようなデモグラフィックデータ、居住している国、インタレストカテゴリと呼ばれる興味関心を選択すると、年齢や性別の分布、他にどんなカテゴリとかぶっているか、検索している代表的なクエリは何か、などが一覧で見れるようになっています。パッと眺めるだけでもなかなか楽しいですが、キーワード選定的な意味だと、結果画面の右下にあるタグクラウド形式で出てくるキーワードリストが使えると思います。




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かんたんですが、YouTube プロモート動画で使う検索キーワード用のツールは以上になります。

YouTube はGoogle 自身が自ら検索エンジンを買った、とも言えるほど膨大な検索クエリを抱える媒体です。動画を探しているユーザーばかりである以上、キーワード選定では通常の検索連動型広告とはちょっと違った気の使い方が必要かもしれませんね。
# ちなみに特定の動画を直接ターゲットする場合は、Video Targeting Tool というのがあります。

余談ですが、プロモート動画の成功の秘訣は、動画そのものの面白さ、動画の静止画、およびキャッチコピーの選定など、キーワードだけでなく、むしろそれ以外が重要なのは言うまでもありません。AdWordsのヘルプには、プロモート動画の最適化ガイドもあります。ここに書いたようなことも網羅されていますし、珍しく実践的な記述なので、プロモート動画をはじめる際には、ぜひ一度ご参照ください。

業界やオークションの状況にもよりますが、プロモート動画は、CPCの高い業界でClick to Play 動画広告をプレースメントターゲットでやるよりはリスクが少なく、YouTubeチャンネルなどと併用すれば色々と面白いことができるような気がします。AdWords のプラットフォームから始められる数少ないYouTube広告の一つですので、もし動画素材をお持ちであれば、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?


(2014年9月 追記)
「1. YouTube キーワードツール」は、2014年8月31日をもって終了しました。今後はディスプレイプランナーを動画用に設定して利用することで代替機能とすることができます。



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