AdMarkeTech. Monthly 2018年12月/December 2018
毎月のニュースをまとめて取り上げる AdMarketech. Monthly。
ブログで取り上げなかった(単に筆力が足りなかった)ものの、注目に値する記事をかんたんなコメント付きでご紹介します。
気になった方はリンク先もぜひご一読ください。
▶Training PPC Experts | PPC Hero
Hanapinの研修に対する考え方や実施方法について、実際に入社して日が浅いメンバーを例にして説明した記事です。個人的には、個人もしくは少人数のチームのパフォーマンスが提供価値や業績に影響しやすいカスタムサービス系ビジネスの場合は、こういう方法論が合っているのではないかと思います。
個人的には以下の2つが好きです。
Lumping multi-experienced individuals into one training wasn’t working.
-
様々な経験を持つ個人に対して画一的な研修をすれば、うまくいかない。
We have clients of all shapes and sizes and “best practice” becomes increasingly problematic.実際には、初学者はフレームを反復して覚えないとあとから辛い(というか続かない)ので、やはり基本は「守破離」なのかなあとは思いますが。
-
すべての顧客は(たとえ同業界だったとしても)すべて違う。だから「ベストプラクティス」って言うのは間違いの元。
▶WPP To Slash 3,500 Jobs And Consolidate More Agencies In Massive Restructure | AdExchanger
世界最大の広告会社グループであるWPPが直面している大きな再編について、CEOマーク・リードのインタビュー記事。簡潔かつ非常に示唆に富む内容でした。
It’s clear that scale has moved from buying power to the power of intelligence, and the heart of that is data.こちらは、別途かんたんな抄訳記事を追加しようと思います。
-
(代理店の競争力を測る)尺度は、かつての「メディアの購買力」から「知力」に移行したことは明らか。そしてその中心に、データがある。
▶How Direct Deals Are Evolving In The Age Of Programmatic | AdExchanger
日本でも大きな広告会社が同カテゴリの2社を買収したことが話題になりましたが、その際に新設された新会社の方向感と、この記事の指摘は平仄が合っていると思います。
メディアビジネスは不動産にも例えられますが、Programmatic以後はトランザクションの数がそのメタファーではまったく比較にならない回数に膨れ上がっているので、実際は別のビジネスだと思います。(大手が両手指向になるあたりは同じですが…)
▶2018 Local Search Ranking Factors: Google My Business Signals Up 32% - Search Engine Journal
GMB(Google My Business)の重要性が分かる記事です。特にレビューの重要性がじわじわ上がってきている模様。
プラットフォーム側では情報量を増やすための施策を積極的に実施していますので、それにともなってシグナルの重み付けが変わるのは自然なことですね。次はパトロールと審査へ重み付けをぜひ…!
▶「広告代理店・ベンダーが広告主に抱くイライラベスト3」から学ぶ、広告主が取るべきスタンス、行動とは一覧:MarkeZine(マーケジン)
全3回の連載の3回目。どれもたいへん面白く拝読しました。この連載を通じて三井住友カードさんには一層よいベンダーや代理店(のエース層)が集うことになるでしょうから、この記事がもたらした価値は大きいのではないかと思います。選ぶのではなく選ばれる時代ですね。
▶ジゲンさん、これからSNSマーケやっても間に合いますか? 戦略が明確に決まる3タイプ分類 (1/4)|ネット通販情報満載の無料Webマガジン「ECzine(イーシージン)」
学び多き記事でした。深くまで掘らないハウツー、あるいはバズ狙いに寄ったものが多いSNS界隈の記事ですが、こちらはハウツーでも似て非なる科学的なアプローチ。しかも対談形式なので読みやすいです。
以上、AdMarkeTech. Monthly でした!
来月もどうぞお楽しみに^^
コメント