【2019年4月】AdMarkeTech. Monthly -Eコマースがビジネス構造を変えていく、他

AdMarkeTech. Monthly 2019年4月/April 2019


毎月のニュースをまとめて取り上げる【AdMarketech. Monthly】。
ブログで取り上げなかった(単に筆力が足りなかった)ものの、注目に値する記事をかんたんなコメント付きでご紹介します。

2019年4月、平成最後の月もたくさんのニュースがありましたが、今回はテーマを絞って、Eコマース関連の記事を中心にお伝えします! 気になった方はリンク先もぜひご一読ください。





Amazon’s Rise in Ad Searches Dents Google’s Dominance - WSJ


世界最大の広告会社グループ WPP での Amazon広告取扱額の75%が、Google からの予算シフトだと報じた WSJ の記事です(閲覧は会員のみ)。見出しがセンセーショナルなので話題を呼びました。

ただ、数字を見ていくと WPP扱いの Amazon広告は 2017年の1.5億ドルから2倍の3億ドルへと上昇しているものの、対する Google広告は WPP の取扱だけで少なく見積もって30億ドル以上とされていますので、仮に Amazon の広告費の 75% が丸々 Google広告からのスライドだったとしても、その額は2.25億ドル(全体の7%程度)と影響は軽微です。現時点ではカスリ傷にもならないレベルでしょう。

では、なぜこれが話題になるのかというと、やはり、Amazon の台頭により(Googleが懸念している)商品検索自体の入口が Google から Amazon へと切り替わりつつある現状が、購買行動の入口と出口のバランスが崩れることの端緒だからではないでしょうか。革命的とも言える変化が起きているEC・小売の分野で Amazon の後塵を拝するのは、Google にとって将来の成長性に強く影響するのでなんとしても避けたいはずです。

実際、調査会社の Jumpshot は、2018年には Amazon が商品検索としてGoogleを上回ったというレポートを出しています。Eコマースの文やで入口と出口をどう支配していくのかという争いは、多くのアナリストが注目しているようです。



Google Shopping Ads Benchmarks: Average CPC, CTR, Monthly Budget, & More | WordStream


というわけで、Google にとって重要なのはとりもなおさずショッピング広告になるわけなのですが、タイミングよく(?) WordStream によるショッピング広告のベンチマークレポートが公開されていました。

一概に比較はできませんが、以前出ていた検索連動型広告のベンチマークを見たあとだと、やはりグッと安くなる印象ですね。

今や売上の3分の2を超えるモバイルで圧倒的に有利な位置に掲出され、ユーザーにも多くの情報を出せるという意味では、広告主がテキストよりもショッピングに注力するのは当然のような気がします。

今後のさらなる普及に向けての課題は、変わらずデータフィードとタグでしょうか。画像や記事だったらセマンティックで解決してしまうのだと思いますが、販売に関わるところなので強引にやりすぎるわけにもいかず、構造化データに対応できるのは結局大手ばかりだったりして、なかなかバランスが難しいところです。カート等の周辺プレイヤーを含めた環境構築への注力を期待したいところです。




Shoppers leave brand websites to check Amazon: report – Econsultancy


プラットフォームの覇権争いの中で、(Amazon と違い)Googleはモールを指向せず、情報行動の中での動線という面を取りにいっていると仮定すると、これは不都合なアンケート結果かもしれません。

上記の記事では幾つかのデータが出ていましたが、中でも「4人に1人はブランドサイトを"常に"価格比較用として利用していて、購入目的で訪れる人は全体の17%しかいない。」という結果は、「やっぱりね」と思いつつも、当のブランドにはなかなかつらい現実ですし、そこへ至る道を敷設している Google にとっても厳しい結果です。

一方で、比較されること自体は消費者行動として当たり前です。販路を広げれば当然比較される機会も増えていきます。2月のMonthlyでも言及した Direct Brands が示唆するような、いかに選んでもらえるブランド価値を築くかで、チャネル選定も表現やストーリーの設計もおのずと決まっていくのかなと思いました。



Merkle Releases Its Q1 2019 Digital Marketing Report | Press Releases | Merkle


最後は Merkle の恒例レポートです。以前からショッピング関連には多くのインサイトを与えてくれていますが、2019年最初の四半期の集計でも、ショッピング広告には強く言及しています。

レポートによると、Google のショッピング広告は引き続き堅調で、むしろ伸びは2018年第3四半期以降加速している印象。要因としてはカバレッジの増加によるオークション機会の増大があり、特にモバイルでの成長が大きいとのこと。

画像検索への進出をはじめ、インベントリの増大には以前から精力的でしたし、ショッピングvsテキストという観点でいえば以前ならテキスト広告が表示されていた状況でも、クエリやインテントが合っていればショッピング広告が優先されやすい状況だということも、カバレッジが増えている要因だと予測しています。実際そうですしね。

日本ではまだですが、ショーケース広告やローカル在庫広告なども少しづつ浸透し、じわじわ伸びてきている模様です。

Amazonはスポンサープロダクトとスポンサーブランドの2つのフォーマットで前年比2倍以上の成長率を記録しています。特にスポンサープロダクトは広告費全体の85%を占め、当該フォーマットの過半数は検索結果【以外】の配置から来ていると言われているように、最近のAmazonの広告枠は動きが激しいです。





以上、今月の【AdMarkeTech. Monthly】でした!

なお、毎週のニュースは【AdMarkeTech. Weekly】としてFacebookページにアップしています。よろしければご覧ください。




それでは、来月もお楽しみに^^

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AdMarkeTech.(アドマーケテック): 【2019年4月】AdMarkeTech. Monthly -Eコマースがビジネス構造を変えていく、他
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