AdMarkeTech. Monthly 2020年5月/May 2020
毎月のニュースをまとめて取り上げる【AdMarketech. Monthly】。
ブログで取り上げなかったものの、注目に値する記事をかんたんなコメント付きでご紹介します。
2020年5月は、3-4月の自粛・停滞から底を打ち、徐々に次の方向性に向けての具体的な萌芽が見られた月でした。AdMarkeTech Monthly では、その中でも特にプラットフォームのEC関連の動きを中心にご紹介します。
▶Changes in Consumer Behavior: Rising Retail Categories - Think with Google
Google検索で急上昇している商品カテゴリが地域別で一覧できるページが出てました。データは日次更新のようです。
この春は急ピッチでトレンドが移り変わり、ヒットアイテムも目まぐるしく入れ替わりました。
リアルタイムに状況が分かるので、これは便利ですね。2020年5月の時点ではアメリカ・イギリス・オーストラリアの3カ国のみが対象ですが、今後は多くの地域に展開されるのではないかと期待してしまいます。
▶New YouTube features to help you navigate the streaming boom
ロックダウン期間中のYouTubeの伸びはすさまじく、前年同月比で80%増加したそうです。あの規模からさらに1.8倍とは、、、おそろしい。
こういった動画の環境変化にともなって広告取引も論調が変わってくると思います。以下の記事で少し書いてみました。
リンク:視聴時間が前年比で80%増加。テレビ画面で存在感を増すYouTubeと動画広告
▶Pinterest Ad Spend Grows 35%, But Investors Are Spooked By Retail Fallout | AdExchanger
Pinterestの決算を紹介した記事です。見出しはニュートラルですが、グローバルMAUが26%増の3億6700万、ビューはさらに60%増ってやっぱりすごいですね。。。
コロナの影響で4月の売上は前月比8%減とダウントレンドでしたが、先進国が軒並みロックダウンしている中、むしろ8%で済んでいるのは力強いです。
比べるべきではないかもしれないですが、同じメディアでもニュース系の大手は軒並み4-6月の広告売上がかなり悲観的になっていますので、比較するとPinterestの強さが分かります。
▶Add support links to your Business Profile on Google
Googleマイビジネスのプロフィールにギフトカードや寄付のリンクを入れられる機能が開始になりました。
日本は現時点で未定ですが、こういうのは単純に素晴らしいですし、Googleマップが世界のインフラになっていく感じがします。
(あとは審査や管理体制…)
なお、裏側には Paypal がうまくポジションを確保しており、eBayから独立したからこそ公共的な振る舞いができているのかなあと思ったりしています。
▶Facebookショップによる新しいオンラインショッピング体験のご紹介 | Facebook for Business
フェイスブック上のオンラインショップ「Facebook Shops(Facebookショップ)」が公開になりました。これまでのEC関連機能とは違い、プラットフォームネイティブなショッピングシステムを目指すとのこと。
これの面白いところは、たとえば Shopify 経由で Facebookショップアカウントの運用ができるというところで、中小規模の企業のEC強化やDX後発組のオンライン化の需要が急騰したからこそ活きてくる展開です。顧客との接点上に直接出店ができるようになるのは大きいです。
Pinterest もショップタブを公開しましたし、これで役者が揃った感じがしますね。
以上、今月の【AdMarkeTech. Monthly】でした!
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それでは、来月もお楽しみに!
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